熊野詣を手軽に京都で

新熊野神社/京都府京都市

当時盛んだった熊野詣

熊野詣(くまのもうで)とは紀伊半島南部、熊野にある、熊野本宮大社、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)、熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)の熊野三山を参詣することです。平安時代院政期の度重なる熊野御幸(くまのごこう)で人々に知られるようになり、上下貴賤男女を問わず多数の参詣者が詰めかけました。その様子は「蟻の熊野詣」と称されたほどです。

青岸渡寺

熊野那智大社に隣接する青岸渡寺(せいがんとじ)三重塔は那智の大滝を臨む絶景ポイント。各上皇もきっと眺めたに違いありません。特に後白河上皇の熊野フィーバーは熱狂的で、生涯に34回も詣でたほど。
ちなみに熊野速玉大社には梛(なぎ)の大木、熊野那智大社には樟の大木があり、清盛の子で熊野三山造営奉行を務めた重盛の手植えのものとされているそうです。

熊野を京都に持ってくる

その後白河上皇ですが、いっそ熊野が京都にあればいいと考えます。永暦元年(1160年)、当時43歳の清盛に命じ、仙洞御所(せんとうごしょ)の法住寺殿のなかに熊野神社を勧請、造営しました。

新熊野神社

それが「新熊野神社(いまくまのじんじゃ)」です。造営するための土砂や木材は熊野から現地調達、神域には那智の浜の青白の小石を敷き詰めて「熊野」を再現するというこだわりようでした。
「新熊野」を「いまくまの」と呼ぶのは、紀伊の熊野を古い「昔」、京の熊野を新しい「今」と呼んだことによります。
また新熊野神社、熊野神社、熊野若王子神社の3社を「京都三熊野社」と呼んでいます。

この新熊野神社には大きなクスノキがあります。後白河上皇が植えたと伝えられ、熊野の神々が降臨された霊樹ともいわれています。京都市の天然記念物です。

  • 大樟(くすのき)さん
  • 大樟(くすのき)さん
  • 高さ21m樹齢900年の巨木。後白河上皇がお腹の病に苦しんでいたことから「お腹の神様」と信じられ、おなかが弱い人がさすると良いのだそう。近くに分身の「さすり木」もあります



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  • 新熊野神社
  • 住所 京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42
  • 電話 075-561-4892
  • 開門時間 9時~17時
  • 拝観料 無料
  • 交通 JR奈良線東福寺駅 徒歩6分
    京阪本線東福寺駅 徒歩6分
    JR京都線、琵琶湖線、奈良線、嵯峨野線京都駅中央出口 市バス10分今熊野下車 徒歩すぐ


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